極子日子

つぶやくように書いて書けるようにするための雑記

さらに、反消費の子

子どもの頃の私にとっては、テレビと買い物が何よりの娯楽だった。そしてファッション雑誌という名の商品カタログ。漫画もゲームも禁じられていたし、洋服が好きだった。それがすべてだった。洋服が好き、といっても買えるのはほとんどなく、見てるだけだった。

今の自分の生活を見渡しても行動範囲は子どもの頃から変わらない。消費生活の範囲は狭く、自分から原野に狩猟に行くようなことはせずに、コンビニやスーパーやショッピングセンター、デパートで済む範囲だ。見るものもテレビで十分だ。コンサートや舞台やスポーツ観戦に行く気はちょっと起こらない。

ただし、学校の勉強や部活が会社での仕事に変わり、会社の仕事を自分の文化的生活を支えられるように見知らぬ場所への取材旅行や新しい人との出会いを取り持つ業務を選んだので、そこだけが成長の源泉となっている。