極子日子

つぶやくように書いて書けるようにするための雑記

忘れてしまいたいことやー

今日はNスペ、国際共同制作による「和食 千年の味のミステリー」の再放送を見た。日本食に特有の調味料「みりん」「みそ」「しょうゆ」のうまみを生み出す「日本麹カビ」アスペルギルス・オリゼの話だ。日本は何億種類もあるカビの中からオリゼを抽出し繁殖させて「種麹」とする技術を千年前から有し、酒やしょうゆなどの醸造に用いてきたという。オリゼは細胞の中に複数の核を持つ変異型であるが、これに対し核が一個でオリゼと遺伝子配列がほぼ等しいカビがある。そちらは毒性を生む遺伝子配列を持っており、オリゼはその毒性を生む配列が欠けている、“家畜化された”カビなんだとか。

さて、表題の?今年最大の失敗は、仕事上のチームの中から燃え尽き症候群の人間を出したこと。その原因はクライアントが下請けの使い方をよく分かっておらず、こちらに無理な要求をしていることに全く気がつかないこと。しかもこちら側では心を病んでしまった当の本人が無理難題を現場で解こうとしてしまう。契約やあらゆる条件を勘案して条件交渉に持って行くべきところが、本人自ら梯子を外してしまう形だ。これでは救いようがない。最近制御の利かない、相性のよくないスタッフと組むことが多くなった。以前のようなツーカーでは仕事ができなくなった。奉仕の精神を持とう、と言うのも虚しいが、協力し合う、それぞれの立場に理解を示す、そこから何かを学ぼうとする姿勢をどうしたら彼らと共有できるのか? 会社がそのような態度をアピールすることが今となっては必要なのかも知れない。