極子日子

つぶやくように書いて書けるようにするための雑記

脱汚部屋日記 壱拾八

そろそろ書くネタがなくなりそうなほど会社も家も片付いてきた。とはいえ、家の中には会社から持ち帰ったDVDとVHS、美術雑誌が増えてトホホだ。また会社では納品物まで処分するほど置き場がない。過去の仕事を振り返る余裕もないほどだ。

家に持ち帰った映画製作の資料の整理を続けている。おとうさんがまとめてくれたファイルにマスコミ記事がよく揃っていた。パンフレットは客観的な評価はできないが、要素がすべて詰まっている。本当にいい仕事をしたなと思えた。

ロケが終わる。メンタルを鍛え世界で闘って来た人の言葉は、法則は一般化できてくるところはあるがよく熟(こな)れている。カルティベイトされている。世界を咀嚼し、自分を耕し続けて来た成果なのだろう。そして笑顔が素敵だ。みんなが魅了されるのも当然、という佇まいだった。

いい負け方がある、と話していた。本当に学びのきっかけとなる試合というのがあるのだろう。ブログで見つけたバレエの先生が言っていたように、試練とは、悔しさもふがいなさも解釈によって角度を変えて、後戻りや後悔ではなく前進する力に変えて行く修練でもある。