極子日子

つぶやくように書いて書けるようにするための雑記

モーレツ!

またしても何もしない三連休。ひかりTVを導入したが、液晶テレビはこれから導入。本体4〜5万円、追加チューナー2万円(トリプルチューナー)、HDDレコーダー1万円×2、で計8万円の出費。ボーナスの出ない身には痛い、アイタタ。光回線導入で55,000円のキャッシュバックを受けたが、焼け石に水だ。ネットを検索して情報を集めてこんな皮算用をしてすっかり暗い気分になって結局まだ動けていないという状態。

ついでながら、NHKの受信料を同居人名義で払っているが、ひかりTVは自分の名義にしているので、NHKの衛星放送受信料の支払い人を変更しないとBSが見られない。また電話して書類を書いて、と段取りが必要だ。とほほ。

わたし自身としてはテレビは見なくてもいいのだけれど、商売上は必要だ。消費社会に基づいた生業で生きるためはアップデートしないといけない。そこそこしか楽しさを保証されない消費生活のために、そこそこレベルの消費生活を積み上げるっていう、どうして消費生活はこんなに面倒くさいのか、というところにわたしの思いは行き着く。

傍らで読んでいる本は保阪正康『「特攻」と日本人』。どうも読みづらい。「きけわだつみのこえ」をはじめ、特攻兵の遺した日記や書簡を涙なくしては読めないという保阪氏自身の拘泥が読みづらくしているようだ。彼の息子は、日本人の特攻によって死んだアメリカ兵もいるのだから、アメリカや中国など日本と戦った国々のそうした戦争体験記と併せてであれば読むけれど、日本人しか視野に入れないような読み方はしたくないと言ったそうだ。息子のフェア精神を褒めてもいいようだけれど、保阪氏は息子のような考えは反戦という仕方で過去の歴史と切れた戦後日本に依拠しているだけで、自身は日本人として戦前・戦後の連続性を問い、ナショナリズム愛国心をいかに持ちうるかを模索しているから息子には賛同できないとか…。そうした拘泥が解きほぐされずにあり、読み取りづらいのではないかと思う。もう少し編集者に編集者らしい仕事を仕事をしてほしいところだ。