極子日子

つぶやくように書いて書けるようにするための雑記

クリスマスは楽しみ?

クリスマスのメインディッシュに何を作るって? いえいえそんな滅多なことしませんよ。確かに子ども頃の憧れはスモークチキンにシャンパン、そして生クリームにイチゴが載ったホールケーキでしたね。クリスマスツリーやグリーティングカード、プレゼント交換など(お誕生日会もそうですが)、そうしたお祝い文化が魅力的なものに映っていました。小学校の高学年の頃にはキリスト教に憧れて近所の公園で行われる日曜学校に参加したこともありました。「飼葉の桶に生まれた〜イエス様」という賛美歌も習いました。それなのにわたしにとって日曜学校で何よりもうれしいのはタダでお菓子をもらえることだった訳で、自分は信仰に向かないと何となく悟ったのはこのときの経験からでした。

今やわたしは神の救いよりもお菓子を欲しがった頃に輪をかけて世を拗ねて厭世的です。元々異教の文化であるクリスマスが消費文化に変容して生活に入り込んでくるのを良しとは思っていないです。異教の文化を前者として、消費文化を後者とすると、昔は前者への違和感が主でしたが、今は後者に違和感があります。いい子にしていたらサンタさんが欲しいプレゼントをくれるという設定が子どもの教育に利用しやすいので広まった部分もあるとは思いますが、わたしとしてはクリスマスの騒ぎが過ぎ去るのを日々待つ思いです。