極子日子

つぶやくように書いて書けるようにするための雑記

自慢のタネ

今自慢できることは?って相も変わらず倹しいお題が出た。

小学生の頃に偕成社の少女名作シリーズ(http://www.umi-neko.com/book/shoujomeisaku.htm)を1冊ずつ、計4冊ばかり買ってもらった。その中の1冊が「少女パレアナ」だ。作者はエレナ・ホグマン・ポーターというアメリカの女性作家で、1913年の作。主人公のパレアナはどんな苦境に立たされても何かしら喜べることを探し出そうとする。多くは、発想の転換によって、だ。みんなが無理だろうと言っても、競争するように、ゲームのように、喜びを見つける。毎日ひとつでも。ストーリーは全く覚えていないし、読み通した覚えもないけれど、発想の転換によって喜びを見出す、というパレアナの「ゲームの法則」はなぜか忘れていない。生きる縁(よすが)にした覚えは全くないのだけれど、法則自体を覚えていることにはきっと意味があると思う。

ということで、自慢話だが、それは、ある意味楽天家だということだ。人生のレールをところどころ踏み外し、色々なことでとても絶望しているのだけれど、発想転換が結構得意なのが自慢だ。人の悪口を言った後でもちょっと反省し、相手をかばうというのもわりと欠かさない。これはいつしか身につけたやさしさの思考法、発想法だ。